YASHICA J-3

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付いていたレンズ(Auto YASHINON 5cm f2)が欲しくて落札。
特に使う気はなかったが、シャッターや露出計は生きているようだったので、分解してファインダー周りの清掃をすることに。

一旦組み上げてファインダーを覗いてみるも、なんだかピントが合わずにおかしい。やたらとオーバーインフになり無限遠を通り過ぎてしまう。
再度分解し、フォーカシングスクリーン周りをよく観察してみるとミラーボックスとフォーカシングスクリーンのフレームの間で板バネを効かせ、ビスを締め込むことで無限遠調整を行う仕組みになっている様子。
仕方ないのでファインダーを覗きながらビスで調整。しかし、なんたるアナログな!ミラーボックスの加工精度はほっぽらかしで、組立工程でなんとかするという考え方に驚愕する。これじゃ、生産効率も上がらないしコストもかかる。昔のこととはいえヤシカというメーカーの当時のレベルがしのばれる。

とはいえ、ちゃんと動くので組み上げた後、絞り羽根の壊れたレンズをつけて素振り専用機として利用することに。

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