ガラクタに囲まれて

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とにかく小学生の頃からガラクタ好きだ。

その頃はまだ社会環境が今よりずっとルーズで、家電製品の不法投棄が公然と道端の何十メートルにも渡って放置されていた。そんなところへ行ってはテレビの中を漁って真空管を引っこ抜いてきたりした。

粗大ゴミだって収集日が決められていて集積場所には決まっていろいろなものがうず高く積まれていた。それも宝の山として目に映っていた。

かくして自室はガラクタで溢れる。もちろん、それらを放置するばかりではなく各種工作の素材にはなるのだが、うまく使い切れるわけもない。

現在も似たようなものだ、パソコンだって何台もあるけれど、まともに新品を買ったのは一台だけ。その他はすべてヤフオクのジャンクを自分で再生したもの。

そして、今はカメラだ。古いフィルムカメラのジャンクを手に入れては直して(または2コイチ or 3コイチ)使おうとする。

そして、溢れかえっているのだ。

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